FT232Rlモジュール使用したAVRライター
                                    2011.6.7
                               改   2011.8.26
                               改   2011.9.13

XYステージのドライブ基板で、秋月のFT232Rlモジュールを使用する場合、このモジュールを使用して、
AVRのライターが簡単に作成でき、自分でファームを書き込むことができます。

 秋月のです
ライターとして使用する場合は、左のように接続します。

Rは保護抵抗で、220Ωや330Ωが使用できます。

青い部品は、セラロック。


モジューから電源を外部に出すように、ジャンパー線を
設定します。

ライター専用の基板をユニバーサル基板で作成しても良いですし、
XYステージのドライブ基板を使用しても良いです。
(ドライブicの実装前)
セラロックとアースの配線は、プリント基板上で済んでいます。
この場合は、抵抗を通して、4箇所を接続します。

赤線の電源の配線がないパターンの場合は、臨時に追加
して下さい。

モーター側の部品とモーター用電源は必要ありません。
電源ピンにコンデンサがあっても無くても問題ありません。

モジュールのジャンパピンは、この状態

J1: 2−3にショートピンを刺す   (5V動作)
j2: ショートピンを刺す       (外部に5Vを供給)

   
   


   まずfr232のドライバーをインストールします。

FTDI社のドライバインストール  インストール方法

http://www.ftdichip.com/Drivers/CDM/CDM20814_Setup.exe  を入手します。


(↑)USB モジュールを挿さない状態でクリックしてライバのインストールを実行します。
 

(2)USB モジュールを挿した時に、ドライバが自動で組み込まれます。


 インストールが成功すると、 デバイスマネージャーで、 
 COM1以外のもの(COM3とか)が見えます。(USB接続状態)
 USBから抜くと、消えます。                                      

 

ファーム書きこみ方法を2つ紹介します。

 ・ バッチファイルを実行する方法。
    これがお勧めです。

 
これをダウンロード,解凍して、c:\work\ 配下にコピーします。
 このフォルダに、書きこみソフト、書き込むファームを全てそろえます。
c:\work 以外を使用する場合は、バッチファイル(中身)を変更する必要があります。
  1. デバイスを認識できるか試します。
   ライターを上記の配線にします。
   バッチファイル test.bat を 実行します。(ダブルクリック)

 これと同じメッセージがでれば、成功です。(こでが出れば、成功したも同然。) 

C:\work>avrdude -p auto -q -c diecimila -P ft0 -B 4800

avrdude: AVR device initialized and ready to accept instructions
avrdude: Device signature = 0x1e910a => ATtiny2313 (t2313)
avrdude: Retry, Valid parts are: ATtiny2313(t2313)

avrdude: AVR device initialized and ready to accept instructions
avrdude: Device signature = 0x1e910a => ATtiny2313 (t2313)
avrdude: Check to make sure Fuses are still correct.
avrdude: safemode: Fuses OK
#=> avrdude: ATtiny2313 (t2313) E2 D9 FF 3F ; diecimila COM3

C:\work>pause


但し #=> の行は、チップの内容によるので、同じでなくてOK。
  2. 次は実際の書きこみです。
   flash.bat を実行します。 内容は、
      (1) FUSE書きこみ
      (2) FLASHメモリ書きこみ
      (3) EEPROM書きこみ
    
ログが沢山出ます。
   flash-log.txt と 比較してください。

   同様なら成功です。


 ・ GUIソフト(avrdude-GUI)を使用する方法。               

 

これをダウンロード, 解凍して c:\work に コピーして下さい。

ここに書きこみプログラムが、ファーム等が入っています。
  Flash用   : s2313a22.hex  
  Eeprom用 :  EEPROM.EEP 

USBケーブルをFT232RLモジュールに接続します。

avrdude-GUI[YCIT版
 を起動します。

(1)  @のとうり表示j字されなければ、選択して下さい。

(2) ライター(ハード)の選択です。
    Aのとうり選択して下さい。

   diecimila: FT232 Synchronous BB
    
    を選択します。

(3) B をクリックします。
   接続が正しければ、CにATTINY2313が表示されます。   これれは、ライターがATTINY2313を認識したことに
   なります。

   ライターが正常に機能していることを表します。
   
   Dに何か(初期値)値が入ります。

   OKにならない場合は、先に進めません。

(4) ヒューズにD内とうりに値を入れます。

   但し
    E2 D9 FF :内蔵4Mhz発振
     EC D9 FF :外部セラロック発振

    Hをクリックします。
    ヒューズが書き込まれます。
    OKと出れば正常。 

   OKにならない場合は、先に進めません。

(5)にファームのHEXファイルを指定します。
    ドラッグ&ドロップでも可。
(6) にEEPROMを指定します。
    ドラッグ&ドロップでも可。

(7) ファームの書きこみです。
   Gをクリックすると、書きこみが始まります。
   Write Flash  (OK).
   Write EEPROM  (OK).
   が表示されれば成功です。

  以上で書きこみ作業終了です。

  XYステージのドライブ基板を使用(流用)した場合は、配線を元に
戻します。

モジュールのジャンパピンJ2は、必要に応じて元に戻します。
(基板による)

この段階で、測定ソフトQCAMFTとの通信テストが可能になります。