モノクロQCAM以外のCCDの利用                    vega      2003.04〜

モノクロQCAM以外のカメラでも、フーコー画像をリアルタイムに画面に表示できれば、測定に使用できる場合があります。
ただし表示ソフトの描画方法によっては、目に見えていても取り込むと真っ黒な画像が取り込まれる場合があります。
この場合は、ここで紹介する方法では画像取り込みが不可能ですので諦めて下さい。

取りこみサイズは、320x240固定です。

カメラでは、ホワイトバランスや明度などマニュアル設定がないと使えないかもしれません。
オートしかない場合で画像が暗い場合、CCDの感度は十分でもフーコー像が周期的に明るくなったり暗くなったりして全く
測定できないカメラもありました。

この方法は画像の直接取り込みより、取り込み時間が早い特徴もあります。
2世代前のパソコンでも、8フレーム/秒の画像を取り込み、通常の表示が出来ました。

     

   
   マウスが有効な状態

まず、不要なプログラムを全て止めてください。メモリが少ないと突然ハングする場合があります。発生する場合は、何の前触れもなく一瞬でフリーズ(リセット以外不可)する場合が多いです。

メニューの表示更新 −> 画面より画像入力(on/off) を選びます。

左記ダイログが現れます。

マウスを基点としてqcamftの画像エリアに画像が取り込まれます。

残メモリが最低メモリより少ない場合は、画像を取り込みません。この場合
最低メモリを残メモリより小さくすれば取りこみをしますが、あまり少ない場合
ハングする場合があります。

他のプログラムを起動するときにメモリを消費しハングする場合が多いので、
極力他のプログラムは起動しない様にします。アンチウイルスソフトを止めると
結構効果があります。定期的に実行されるメールソフトも危険です。

どうしても必要なソフトは、QCAMFTを起動する前に起動した方がハングし難くなります。理由は、一旦起動してしまえば、使用するリソースは少なくなる為です。

やはり実メモリを増量するのが一番効果的です。(当たり前か!)

   
   このとき「切替」をクリックする

   
   スクロールバーが有効な状態に変わる

マウスを動かすと画像の取りこみ位置が変わります。

マウスを動かさないでいると左上の様に「マウス位置保存」が表示されます。

このときすばやく「切替」ボタンをクリックすると、スクロールバーでの微調整が
可能になりますので、位置を決めて下さい。

マウスに戻す場合は、再度「切替」ボタンをクリックします。

反応回数は、マウス位置の場所を覚えるまでの時間とマウスを動かしたときに
前の位置をクリアすのまでの時間を数値で表したものです。
マシンのスピードをこれで調整します。
速いパソコンほど大きくし下さい。

小さくしすぎると、切替ボタンを押すまでに「マウス位置保存」表示が消えて、取り込み
位置が変わってしまいます。
大きくしすぎると、マウスを止めてもマウスの位置を記憶するまで時間
がかかり、イライラします。
使いやすい数値に調整して下さい。

     

   

左は、画面左上の画像を測定ソフトに取り込んだ様子です。(静止画ですが)

取りこみのレートは、調整可能です。取りこみは、元の画像のフレームレートと全く
無関係に行なわれます。
調整は、メニューの表示更新 -> 表示更新レート で指定します。
初期の状態は、50ms間隔になります。(Ver3.8K)
又マシンのパワーにより際限なく速くはできません。
画面上にリアルタイムで表示されていれば、測定ソフトにリアルタイムで表示できるわけです。

実際にCCDの画像を取りこみ輝度のグラフが乱れずに表示できればOKです。
カメラを動かし画像に従い輝度グラフがスムースに変化すればOKです。
あとはフーコー画像が鮮明に映れば測定に使用できることになります。

 
テスターを作成した人からEメールをいただきました。

この方はCCDにアイオーデータのUSB-CCDCHATを使用しています。
(USB接続でオリジナルはF1.4で5Lux(最低照度)
QCAMFTには直接取りこめませんが、画面にはリアルタイムで表示できるそうです。
そこでこのページの機能を紹介したところ、リアルタイムで画像取りこみができ
QCAMFT(測定ソフト)を使用してゾーン輝度の測定(フーコーテスト)に使用できたそうです。
フーコー画像が手に入り了解を得られたら、画像を掲載したいと思います。

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