フーコーテスター(P02) 操作説明

                                                                         2002.03.23

                                                                         2002.04.17

                                                                         2016.08.27

簡単な使用方法を説明します。テキストファイルですが、QCAMFT14.LZH 以降に操作説明(QCAMFT説明.TXT)があります。

 

1 起動前に、クリップボードにフーコー画像を貼り付けます。

シミュレーション画像か、インターネットサイトで色々鮮明な

フーコー画像があるのでそれを使用する方が良いと思います。

ペイント等で画像を開き(クリップボードに)貼り付けます。

( この画像は、実際にQCAMから取り込んだ画像です(サイズも原寸)

 ちなみに、磨き途中のものです。(確か)コンポジット処理をしてあります。)

2  画像の右上は、ナイフ位置のX、Y座標です。

    左上は、時刻、日付です。

 ( 測定中の画像は、簡単に保存できます )

3 画像は大体320x240ドット以下にして下さい。

縦のサイズが大きいと、グラフエリアにはみ出してしまいます。

私が作った(改造した)シミュレーションソフトはここにあります。(左)

(フーコー像のコントラスト調整で、最大255を少し少なく(暗く)

して作成した後、背景を黒に塗り潰せば使用できます。)

でもお勧めは、やはり実際の画像です。

  上記はクリップボードを使用した古い方式です。 現在は、クリップボードは使用していません。
 この操作はできません。  (2016.8.27)

4 QCAMFT.exe を起動します。

先ほどコピーした画像が左上に表示されていればOKです。

最初の起動では、CCDからの取りこみがOFFになっています。(QCAMがある場合、ONにすれば実際の画像が表示されます。(表示更新メニュー))

メニューから[テスター通信]の[通信モード変更]をクリックします。(この設定は保存されません。起動の度に指定が必要です。)

5 クリックすると、左メセージが出ます。

これでXYステージが無くても、ソフトを動かせます。(XYステージを動かしたつもりになれる)

COMポートに接続可能なモデムがあれば、ステージの代わりにモデムと通信しながら動かすこともできます。(私は、よく使います)

6   メニューで色々設定できますが、設定が保存されるものもあります。

インストール時の状態にするには、qcamft.exeと同じフォルルダのQCAMFT.INI を削除すれば元に戻ります。動きが変に(操作が分からなく)なったら試してください。

当ソフトは、CCD画像入力処理にクリップボードを使用しています。ソフト実行中に、カット&ペーストのオペレーション(画像意外でも)は、正しく行われない場合があり、当ソフトがエラーで停止する場合もあります。CCD入力を停止(メニューから)すれば、カット&ペーストは正常に使用でき、エラーにもなりません。

7 Ver1.3 測定時ののWindowです。クリックで拡大できます。
8 Ver 1.3 スクロールバー(左の下)で赤い円をフーコー像の境界を合わせます。

 横位置 : 円が左右に動く。

 サイズ  : 円の直径が変わる。

 縦     :  円が上下に動く

 緑のグラフは、円の中心を左右に通る線上の画像輝度で

円の内部だけ表示されます。

水色の縦線(左右2本)は、測定ゾーンの位置を表します。

124.4が左ゾーンの輝度、60.0 が右ゾーンの輝度 

真中の60.6は、中心の輝度です。

輝度は、0〜160までです。

ゾーン : これで測定ゾーンの位置が変わります。
       実際の測定では、このスクロールバーを使用せず10で説明する       方法で行います。

9 メニューの [設定] -> [測定ゾーン設定] で 測定の条件を設定します。

いちばん外側のゾーンと、測定の刻み幅は、ピクセル単位で指定します。

ピクセル単位から、[%再計算]で%に変換します。

又左の 「pix半径:149」 の値は、赤い円の直径です。

ピクセルで指定する理由は、測定誤差を押さえるためです。

10 Ver 1.3 数字のボタン(+1.0、+0.10)は、XYステージを左右に動かす為のボタンです。

Xが左右、Yが前後。クリックすると上のX、Yの座標値が変化します。

実際の測定は、[ゾーン外]{ゾーン内]で測定ゾーンを決めてから左の「ゾーン輝度差」の値が0に近づく様に、ステージを動かします。

Yの値が決まったら、[記録]で内部的に記録されます。元画像の右下(右上)にもXYの値が表示できます。

( 実際の測定はXYを動かすとフーコー像が変化し、測定ゾーンの輝度が変化します。 デモ状態ではクリップボードに別の画像を貼り付ければ、元画像を変えられますが、運が悪いと(タイミングが悪いと)書きこみと読みこみが競合してエラーになってしまいます。 [表示更新] -> [クリップボード取み(on/off)]で一旦OFFにすれば安全です。)

11 Ver 1.3 全てのゾーン測定が終れば測定した値を、メニューの[データ保存] -> [測定値(EXCEL)] でEXCELデータに保存できます。(EXCELがないとだ,ダメですが。)

測定中の画像は、メニューの[データ保存] -> [元画像]で保存できます。

実際の測定では、画像を保存しておけば、後でじっくり検討(当ソフトで輝度を調べたり)できます。

保存先のフォルダは、起動したフィルダです。フォルダは、変更可能です。

12   メニューの [終了] で終了します。

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