QCAMFT-II の紹介                                                   2025.1.11


  メインフォーム下側の説明です。      

@ 画像取込
A 画像停止
B sintests 実行
C 測定結果をCSVファイル出力
D デジタルフィルター 変更(スライドバー)
E ゾーン左輝度
Fゾーン右輝度 − ゾーン左輝度
Gゾーン右輝度
H(ゾーン右輝度 + ゾーン左輝度)/2
I 測定時の目標とする輝度
J H-I の値
K 目標輝度を与える                       
L データ格納フォルダ変更
M 赤い円の位置、大きさ調整(スライドバー)
N ゾーン番号/最大ゾーン番号
O XYステージの座標値
P ソーンを1つ内側に
Q ソーンを1つ外側に
S XYステージのXを原点に移動する
21 XYステージのYを原点に移動する
22 X座標値、Y座標値をゼロにする。XYステージは動かない。
23 Jの値の許容範囲
24 Fの値の許容範囲
25 XYステージ移動量の変更
26 ショートカットキーの為のカーソル位置
27 ゾーン位置のデータ記録後に殖やすソーンの増分
   

 

 

 

ボタン等の説明

              
    画像取込 カメラの初期化をやり直す。 カメラ番号変更、起動後に接続、USB差し直し、等で。
    画像停止 カメラからの映像取込みを止める。
    sixtests 測定したデータを使用しsinxtestsを起動する。
    記録出力 測定したデータをCSV形式ファイル出力する。
    画像保存 表示されている画像を保存する。(自動測定中でも使用可能)
    フォルダ変更 qcamft.ini 等の保存フォルダを指定・変更する。
    カメラNo 認識されたカメラが1台の場合 0
認識されたカメラが2台の場合 0又は1  等

変更した場合は、[画像取込] ボタンをクリックします。

       
    ゾーンUp ソーン位置を1ゾーン内側にする(ソーンNo. +1される)
XYステージは動かない。
    ゾーンDn ソーン位置を1ゾーン外側にする(ソーンNo. −1される)
XYステージは動かない。
    XY原点 XYステージをX,Yの原点まで移動する。
       
    記録クリア 測定した記録を全てクリアする。
    原点Res Xの値、Yの値をゼロにする。XYステージは動かない
       
    自動
自動測定が始まる。  「自動測定中」の表示がでる。
  

「自動測定中」の状態でボタンをクリックすると自動測定を中止(表示が消える)する。

    中断 自動測定を一時中断する。(パラメータ変更時等) 再開可能。
    再開 自動測定を再開する。
    X制御輝度

X制御(um)
自動測定でX制御する為のパラメータを変更する
パラメータの設定方法
Xを5μm、又は10um動かす。
その時の左右平均の輝度変化(絶対値)
       
    輝度画面

輝度生成
輝度をカメラの映像を使うか、テスト用に輝度を生成するかの切り替えを行う。

「輝度生成」の状態 
輝度グラフが直線になり、テストモードになっています。
ゾーン位置の輝度のみ生成します。
自動測定、手動測定でのテストが可能になります。

「輝度画面」の状態
輝度は映像からの輝度フラフが 現れています。
実際の測定で仕様します。  

    ゾーン増分 記録後にゾーン番号を+する数を指定します。

  1なら1,2,3と順番に測定します。
  2なら1,3,5,7と測定します。
  nなら 1,1+n, 1+2xn

0なら変更しません。(測定後の修正時など)

    表示ゾーへ                No. で指定されたゾーンが測定済ならその位置にXYステージを動かします。
    指定ゾーンへ  測定済の指定ゾーンへXYステージを動かします。 未測定の場合は、動きません。
                     
                

設定手順(手動測定、自動測定共通)

       
    赤円 と表示のスライドバー


赤円の設定

  前後
  左右
  大小
を動かし、赤円と鏡像を合せる。
大小は、一旦決めたら、基本的に変えない。

デフォルトでショートカットキーでも調整できます。こちらの方が使いやすい。
 
    「鏡諸元 測定ゾーン」の設定

  ・口径、焦点距離を入力し、設定ボタンを押します。
  ・pix半径が計算されるので、これより小さな
   測定基準半径、測定刻みを入力し、設定ボタンを押します。
  ・最大ソーン数が計算されるので、測定ゾーン数を入力し、
   設定ボタンを押します。

パラボラ係数を設定します。(パラボラ以外の場合)

 
  始めの一歩(Yの移動) 記録してゾーンが変わった最初のY移動は、前回の記録で進んだYの距離を進めます。
自動測定も手動測定も、指定した方が速い。

実際は、少し少な目で移動します。  
 
  既存記録参考 各ゾーンの測定開始位置は、保存されていXY座標を使用します。  
  輝度変化(2点)から計算  輝度の変化と異ふぉう距離から、輝度差ゼロ移動量を計算し移動します。  
   データ保存 次回以降の為に、測定したXY座標を保存します。  
       

 

自動測定で必要

         
    サンプリング数 自動測定でXYステージの移動が終わり、制御可能になるまでのサンプリング数  
    画像保存間隔 自動測定中の画像を保存する場合は、1以上を指定します。
 1:全てのゾーンで画像を保存。
 2: 1,3,5,7,......のゾーンで画像を保存します。
 3: 1、4、7、10、..のゾーンで画像を保存します。
 n: nゾーンおきに画像を保存する。
 
    輝度閾値 Y の移動量(3種)は、左右ゾーン位置の輝度差で決めます。その輝度の閾値。

 輝度1<輝度2 を指定します。

例えばYの移動量設定が10,40,80μmの場合で  輝度閾値が30<60の場合

輝度差が29以下 なら 移動量は、10μrm
輝度差が30〜60なら 移動量は、40μrm
輝度差が61以上なら 移動量は、80μrm
となります。 

このデータは非常に重要で、自動測定の成功/不成功の鍵となります。

 

 
    最大移動回数 各ゾーンでXYステージの移動量の最大値
但し測定最初のゾーンと次の測定ゾーンは、この4倍の制限回数にしています。
 
    時限スタート 指定した時間経過後に 自動測定を始めます。 ゼロ指定の場合は即開始。
その間にその場から離れるための時間。
ポロロンの音が出て、測定開始します。
離れたことにより床の傾きが変わり、測定に影響が出る場合もあります。
 

 

自動、手動共に測定中に使用

         
    X制御輝度

X制御(μm)

X制御では、横方向移動距離を輝度の差から計算で求めます。
このためのパラメータ。  スリットの幅等で異なります。
実際に横方向に動かした値を設定します。

5μm動かして、左右ソーン位置の平均輝度の変化を求めて設定します。
 
    目標輝度 左右平均輝度が変化したとき目標輝度になる様に制御するための輝度。  
    許容誤差X 左右平均輝度と目標輝度がこれを越えた場合にXの補正を行います。(自動測定)
左右平均輝度と目標輝度がこれを越えた場合「X Over」が表示されるので、X補正の操作を行います。(手動測定)
 
    許容誤差Y 左右の輝度差が±Y より大きいの場合

輝度差の符号、大きさに応じてYの前進、後退を行う。(自動測定)
輝度差が−の場合「」が表示されるのでYを前進させる。(手動測定)
輝度差が+の場合「」が表示されるのでYを後退させる。(手動測定)

左右の輝度差が±Y 以内の場合は「Y OK」の表示が出る。

 
         
         
         
         
         

 

自動測定で測定できない場合

 鏡の焦点距離は中心に行くに従い、焦点距離が短くなるのが前提(現在の仕様)です。 偏球面や、部分的にでも、焦点距離が長く
 なる場合(リング等)は、測定できません。 その場合そのゾーンは、測定最大数オーバーになり左右の輝度差が大きくなった形で
 終了するはずです。 この場合は、手動測定で測定はできます。 XYステージの前進後退のガイドが逆に出るので、そのつもりで測定
 して下さい。

自動測定でできること

・自由なゾーン位置から測定開始できます

 記録がクリア状態なら、No.1 ゾーンの測定・記録(左右ゾーン合せ込み)をすれば、後は
 どこから開始してもOK。
   
 例えば、小ツールで中心部分を修正している場合、研磨した部分のみ自動測定することができます。

 ゾーンを、飛び飛びに測定できる。1,3,5,7 とか1,5,9,13 とか。
  

・中断して パラメータ変更後に再開

 例えば、許容誤差範囲Yを変更とか、サンプリング数変更とか。

 再開前に、ゾーン番号を変更可能(スタート前にYの合せ込みは必要)少し戻って再測定など。

・自動測定中
  この瞬間の画像の保存。
  DFの値(スライドバーかキーボード操作)
  XYステージの移動(自動測定が混乱するかも知れませんが)操作は可能です。

測定後

   任意のゾーンを手動で測定して、修正(上書き)できる。収束しなかったゾーンとか、誤差が多かったゾーンとか。

   あるゾーンをスタート位置にして自動測定をすることが可能(その部分が書き変わる)、思った所で中止(中断)可能。


部分測定でもOK(手動測定、自動測定)

 ・最後のゾーンまで測定していない。
 ・全てのゾーンを測定していない。 (歯抜け状態での測定。)
 ・飛び飛びのゾーンを測定している。

 これら状態で、測定フラフは問題なく表示される。
 sixtestsも、問題なく計算できる。

   但しNo.1ゾーンは正しく(左右ゾーンの誤差範囲内で輝度が一致)記録されていること。

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