基板の説明
2011.10
2016.
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写真準備の為、パーツを穴に挿し込んだ状態で、撮影した写真があります。
動作と書いてあるのは、その後実際に半田付けして、確認したものです。
紹介したコネクタ類は、コンタクトピンをコードと接続する必要があります。圧着用する為の専用工具は、高価(4千円以上)です。
コンタクトピンを圧着したケーブルも、販売されている場合(HXシリーズ)もあります。
ない場合は、半田付けでも可能です。
5V動作の実装例です。 | |
6V(以上)動作の実装例です。 |
(1) モーター電源の供給
3箇所選べます。
DCジャック使用 センタープラスです。 秋月電子の4A(アンペア)対応を使用しています(お勧めです)。 他の部品は、穴に合わない可能性があります。 電流容量が、小さいものは使用しないで下さい。 私は、秋月以外で4A仕様のDCジャックを見たことがありません。 |
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DC-B を使用 3.96mmピッチの穴です。 B2P-HV 日圧製(日本圧着端子製造) 指でつまむとストッパーが外れ、外すのはとても簡単です。 これに合うハウジングは、VHR-4Nです。この部品は、 HVシリーズは、ここで (共立エレショップ) |
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DC-C を使用 2.54mmピッチの穴です。 この写真は、EIシリーズです。 (タイコエレクトロニクスAMP 社) ピンのポストはこれ 接続には、ハウジング、コンタクトピン、コードが必要です。 |
コードを基板から直接引き出す場合にも、DC-B、DC-Cのスルーホールを使用して下さい。
(2) マイコンへの電源供給
2種類の選択肢があります。 貴方はどちらにあてはまりますか?
ボリスイッチの場合(どれかに該当しませんか?)
@ 今まで5Vで問題なく測定できていて、電源をそのままで、基板のみを交換する。
A 5Vでのトルクに問題ないのは、分かっているので、5Vにする。
B 電源用ICの実装に不安(経験なし)がある。
電源用ICを使用する場合はこんな場合(どれかに該当しませんか?)
@ 5Vでトルクが十分か不安。 最初は5Vで動かし、将来アップさせる余地を残す。
A モータースピードに不満がある。 もっとキビキビ動かしたい。
B 別なパワーのあるモーター(高電圧必要)を使用したい。
マイコン(Attiny2313)の耐圧は、5.5Vです。 基板に供給する電圧が5.5V以上の場合、
対策が必要になります。
外部電源の電圧が5.5V以内の場合 ボリスイッチ(リセッタブルヒューズ)で供給します。 シルクのFUSE-2 に実装します。 |
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外部電源の電圧が5.5Vを超える場合 電源用ICを使用して5Vにします。 ICの足の並びにより、2種類のパターンを用意しました。 IC31とIC32です。 どちらか一方を使用します。 コンデンサ(C31、C32)は、共通です。 コンデンサの容量は、ICが指定する値に従って下さい。 FUSE-2を使用しません。 ICの電流制限回路がその代わりになります。 |
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ICの足の並びが 1. OUT 2. GND 3. IN 又は 1. IN 2. GND 3. OUT のICは、IC31のシルクの位置に実装します。 パーツの向きは適宜合わせてください。 写真は、XC6202P502TB を実装したものです。 このICは、0.2Vの差でも機能します。(30mA負荷) |
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ICの足の並びが 1. GND 2. IN 3. OUT 又は 1. OUT 2. IN 3. GND のICは、IC32のシルクの位置に実装します。 パーツの向きは適宜合わせてください。 |
電源用ICを選択する場合、過電流の保護回路が入っているICを使用してください。
ICによっては、この機能が無いものがあります。
又電源用ICは、IN,OUTの電圧差を考慮して選ぶ必要があります。
5Vの外部電源を使用し、5V用のIC31 XC6202P502TB を使用しても、IC31の出力は5Vでした。
動作も問題は発生しませんでした。
実装後、マイコン、USBシリアルモジュールを基板から外し、5Vの電圧が出るかチェック して下さい。
負荷は少ないですが、ledはあった方が良いです。
(3)マイコン付近
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C21は、2箇所にパーツを入れる場所があります。 スルーホール間隔が 左が 2.54mm 右が 5mm です。 都合の良い方を使って下さい。 |
(4) コンデンサの極性
C11、C12、C13、C14 は、電解コンデンサで極性があります。
逆に実装すると、爆発する場合もあるそうで、十分注意してください。
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足が長い方がプラスです。 グレーの色がある方がマイナスです。 |
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プリント基板のシルクに + のマークがあります。 ここに長い方(+)の足を入れてください。 (下の穴) |
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実装するとこんな感じです。 向かって左側がマイナス側で、グレーの帯が見えます。 |
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(4)モーターの接続コネクタ
CN-Y-1又はCN-X-1 2.54mmピッチの穴です。 左の写真は、日圧製 B4B-XH-A を実装しています。 共立エレショップ http://eleshop.jp/shop/g/g61A14L/ @21 ストッパーのツメを少し削ると抜きやすくなります。 |
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CN-Y-2又はCN-X-2 3.96mmピッチの穴です。 この穴には 日圧製 B4P-VH が合います。 共立エレショップ http://eleshop.jp/shop/g/g61J14F/ @21 ハウジング、コンタクトピンは、ここ。 |
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この2つの部品(B4B-XH-A と B4P-VH)は、部品同士が機械的に 干渉してしまう為、同時に実装できません。 |
(5) USBシリアルモジュール
J1(手前)のジャンパーは、こうして下さい。 (2-3をショートする。) 1-2ショートでも動作しますが、2-3ショートが正しい使用方法。 |
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(6) LEDの実装
LEDを実装できます。 抵抗値は、ledの明るさにより、調整して下さい。
@ ここは、USBに接続すると光ります。 但し、モジュールのJ2が入っている場合に。 LEDの電源は、パソコンですので注意して下さい。 R84は2.7KΩにしてます A ここは、モーター用電源 が差し込まれ、マイコンまで電源が 供給されていると、光ります。 R83は、2.7KΩにしてます。 ここから、テスター光源に使用するのは、お勧めできません。 BC |
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基板にLEDを付けても、金属ケース等に入れれば 見えませんね。 ケースのパネルにLEDを付ける場合は、基板からコードを 引き出して下さい。抵抗を基板につけておけば、もしLEDでショート しても、基板は(まず)大丈夫です。 |
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ピンソケット,ピンヘッダを使用してケーブルを差し込む方法も。 ケーブルの付根は、熱収縮チューブで絶縁&補強しています。
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LEDは極性があり、逆にすると光りません。 足の長い方が、アノード(プラス側)になります。 シルク図、や回路図にLEDの向きが書いてあります。 左の画像を見て、確認して下さい。 |