基板の説明
                                   2011.10
                                   2016. 9


写真準備の為、パーツを穴に挿し込んだ状態で、撮影した写真があります。
動作と書いてあるのは、その後実際に半田付けして、確認したものです。


紹介したコネクタ類は、コンタクトピンをコードと接続する必要があります。圧着用する為の専用工具は、高価(4千円以上)です。
コンタクトピンを圧着したケーブルも、販売されている場合(HXシリーズ)もあります。
ない場合は、半田付けでも可能です。

 5V動作の実装例です。
 6V(以上)動作の実装例です。


 
(1)  モーター電源の供給

    3箇所選べます。

DCジャック使用
センタープラスです。
秋月電子の4A(アンペア)対応を使用しています(お勧めです)。
他の部品は、穴に合わない可能性があります。

電流容量が、小さいものは使用しないで下さい。
私は、秋月以外で4A仕様のDCジャックを見たことがありません。
DC-B を使用
3.96mmピッチの穴です。
B2P-HV
日圧製(日本圧着端子製造) 

指でつまむとストッパーが外れ、外すのはとても簡単です。

これに合うハウジンは、VHR-4Nです。この部品は、

HVシリーズは、ここで

2ピンのポストはこれ
http://eleshop.jp/shop/g/g61J14D/

(共立エレショップ)

接続には、ハウジング、コンタクトピン、コードが必要です。

DC-C を使用
2.54mmピッチの穴です。

この写真は、EIシリーズです。
(タイコエレクトロニクスAMP 社)

ピンのポストはこれ

接続には、ハウジング、コンタクトピン、コードが必要です。

                コードを基板から直接引き出す場合にも、DC-B、DC-Cのスルーホールを使用して下さい。



(2)   マイコンへの電源供給

 
     2種類の選択肢があります。 貴方はどちらにあてはまりますか?

     ボリスイッチの場合(どれかに該当しませんか?)
       @ 今まで5Vで問題なく測定できていて、電源をそのままで、基板のみを交換する。
       A 5Vでのトルクに問題ないのは、分かっているので、5Vにする。
       B 電源用ICの実装に不安(経験なし)がある。

     電源用ICを使用する場合はこんな場合(どれかに該当しませんか?)
       @ 5Vでトルクが十分か不安。 最初は5Vで動かし、将来アップさせる余地を残す。
       A モータースピードに不満がある。 もっとキビキビ動かしたい。
       B 別なパワーのあるモーター(高電圧必要)を使用したい。
        

    マイコン(Attiny2313)の耐圧は、5.5Vです。 基板に供給する電圧が5.5V以上の場合、
    対策が必要になります。

外部電源の電圧が5.5V以内の場合
ボリスイッチ(リセッタブルヒューズ)で供給します。
シルクのFUSE-2 に実装します。
  外部電源の電圧が5.5Vを超える場合
電源用ICを使用して5Vにします。
ICの足の並びにより、2種類のパターンを用意しました。
IC31とIC32です。 どちらか一方を使用します。
コンデンサ(C31、C32)は、共通です。
コンデンサの容量は、ICが指定する値に従って下さい。
FUSE-2を使用しません。
ICの電流制限回路がその代わりになります。
ICの足の並びが
1. OUT
2. GND
3. IN
又は
1. IN
2. GND
3. OUT
のICは、IC31のシルクの位置に実装します。
パーツの向きは適宜合わせてください。

写真は、XC6202P502TB を実装したものです。
このICは、0.2Vの差でも機能します。(30mA負荷)
 
ICの足の並びが
1. GND
2. IN
3. OUT
又は
1. OUT
2. IN
3. GND
のICは、IC32のシルクの位置に実装します。
パーツの向きは適宜合わせてください。

             電源用ICを選択する場合、過電流の保護回路が入っているICを使用してください。
             ICによっては、この機能が無いものがあります。
             又電源用ICは、IN,OUTの電圧差を考慮して選ぶ必要があります。

             5Vの外部電源を使用し、5V用のIC31 XC6202P502TB を使用しても、IC31の出力は5Vでした。
             動作も問題は発生しませんでした。

             実装後、マイコン、USBシリアルモジュールを基板から外し、5Vの電圧が出るかチェック して下さい。
             負荷は少ないですが、ledはあった方が良いです。
                    

(3)マイコン付近             

C21は、2箇所にパーツを入れる場所があります。
スルーホール間隔が
左が 2.54mm
右が 5mm です。

都合の良い方を使って下さい。
 

 

(4) コンデンサの極性

    C11、C12、C13、C14 は、電解コンデンサで極性があります。
    逆に実装すると、爆発する場合もあるそうで、十分注意してください。
   
    

足が長い方がプラスです。
グレーの色がある方がマイナスです。
 
プリント基板のシルクに + のマークがあります。
ここに長い方(+)の足を入れてください。

(下の穴)

 
実装するとこんな感じです。
向かって左側がマイナス側で、グレーの帯が見えます。
 
     

 

 


(4)モーターの接続コネクタ

CN-Y-1又はCN-X-1
2.54mmピッチの穴です。
左の写真は、日圧製 B4B-XH-A  を実装しています。

共立エレショップ
http://eleshop.jp/shop/g/g61A14L/
@21

ストッパーのツメを少し削ると抜きやすくなります。
CN-Y-2又はCN-X-2
3.96mmピッチの穴です。
この穴には 日圧製 B4P-VH が合います。

共立エレショップ
http://eleshop.jp/shop/g/g61J14F/
@21

ハウジング、コンタクトピンは、ここ。

   この2つの部品(B4B-XH-A と B4P-VH)は、部品同士が機械的に
 干渉してしまう為、同時に実装できません。 

 
 (5)  USBシリアルモジュール

 

 
J1(手前)のジャンパーは、こうして下さい。 (2-3をショートする。)

1-2ショートでも動作しますが、2-3ショートが正しい使用方法。


(購入時は、1-2ショートでした)

   

 

  (6) LEDの実装

     LEDを実装できます。 抵抗値は、ledの明るさにより、調整して下さい。

 @ ここは、USBに接続すると光ります。
   但し、モジュールのJ2が入っている場合に。
   LEDの電源は、パソコンですので注意して下さい。
   R84は2.7KΩにしてます

 A ここは、モーター用電源 が差し込まれ、マイコンまで電源が
   供給されていると、光ります。
   R83は、2.7KΩにしてます。
   ここから、テスター光源に使用するのは、お勧めできません。

 BC 
   モーター モーター用電源が入り、FUSE-1が実装されていると
   光ります。
     
   モーター電源の確認、テスターの光源等に使用できます。
   テスターの光源に使用する場合は、R81又はR82に定電流
   ダイオードを実装しても良いです。

 

  基板にLEDを付けても、金属ケース等に入れれば
 見えませんね。
 ケースのパネルにLEDを付ける場合は、基板からコードを
 引き出して下さい。抵抗を基板につけておけば、もしLEDでショート
 しても、基板は(まず)大丈夫です。

 ピンソケット,ピンヘッダを使用してケーブルを差し込む方法も。

 ケーブルの付根は、熱収縮チューブで絶縁&補強しています。





ピンソケットは、基板に付けます。


カットしたピンソケットとピンヘッダが必要な場合には、申し出てください。

(プリント基板配布時に)

   LEDは極性があり、逆にすると光りません。

   足の長い方が、アノード(プラス側)になります。

   シルク図、や回路図にLEDの向きが書いてあります。

   左の画像を見て、確認して下さい。

 

    

 

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