設定の変更方法 (PIC版)
2013.
設定は、電源を切っても(リセットしても)その値が残る場合と、元に戻る場合の2種類
あるので、注意して下さい。
AVR(Attiny2313)では、EEPROM(電源を切っても消えないメモリ)に回転速度等を保存していました。
今回も同じ様にEEPROMを使用し、データの並びもあわせてあります。(互換を意識)
一部異なる部分もあります。
EEPROMの初期化
EEPROMは、ブートローダーでは、マイコン書き込めません。新品の場合でファーム書き込み後、最初に電源を入れた時に
EEPROMを初期化します。
内容は
・バイポーラ
・1-2相励磁
・加速制御、ブレーキ制御なし
・速度は、XYどちらも120
EEPROMを変更する方法は、
No | 方 法 | 操 作 内 容 | 備 考 |
1 | QCAMFT(測定ソフト) | 回転速度変更 加速制御設定変更 ブレーキ指定 |
普通は、これを使用して下さい。 |
2 | QCAMFTの任意コマンド送信 ターミナルソフト |
モータの変更(ユニポーラ、バイポーラ) 励磁方法変更(1相、2相、1-2相) EEPROMの内容確認 |
設定内容をチェックしています。 エラーコードを出す場合あり。 |
3 | picmon | EEPROMの内容確認、変更 |
どんな設定もできます。 注意して使用して下さい。 |
ターミナルソフトは、ダウンロード時に 同梱されている tt が使用できます。
ttの使い方
変更の為のコマンド
PIC特有の設定
コマンド | 備 考 | リセット後有効 | 即有効 | データ保存 | ||
モーターをバイポーラに | C2AC1E | ○ | ○ | |||
モーターをユニポーラに | C2AC2E | ○ | ○ | |||
1相励磁に | C14AC1E | ○ | ○ | |||
2相励磁に | C14AC2E | バイポーラで2相は、エラーになり設定できません。 | ○ | ○ | ||
1-2祖励磁に | C14AC3E | ○ | ○ | |||
回転速度調整 | C31ECxxE | 通常の回転速度度変更で不都合がない場合は、 使用しないでください。 8でAVR同じ速度になります。 EEPROMに保存されます。 1が最高速、255が最低速度 0は設定できません(エラーになります) 8と比較した場合 使用例) 10を設定する |
○ | ○ | ||
回転速度を1/16にする | S | テスト(メンテナンス)用です | ○ | 注1 | ||
回転速度調整 | CxxP | テスト(メンテナンス)用です 8でAVRと同じ速度になります。 |
○ | 注2 | ||
OKメッセージを出さない | K | 奇数回指定すると、OKメッセージが出ないようになります 偶数回指定すると、OKメッセージが出るようになります メンテナンス用 (ターミナルソフトを使う時に便利です) |
○ | |||
注1、注2
これを使用して、回転速度を極端に遅くすると励磁の順番が目で見えます。(LEDを光らせる)
例えば SC32P とすると、回転速度が 1/48 になります。
表示コマンド
コマンド | 備 考 | |||
EEPROM 内容表示 | u | 1行16個ずつ3行に出力します メンテナンス用です ターミナルソフトで実行して下さい |
||
モーター設定 | Q | ユニポーラ/バイポーラ 励磁の表示 表示例) _OKは省略 /UP/1/ ユニポーラ、1相励磁 /BP/1/ バイポーラ、 1相励磁 /UP/2/ ユニポーラ、2相励磁 /BP/1-2/ バイポーラ 1-2相励磁 |
||
(2) シリアル番号
ファームにシリアル番号を与える場合は、picmonを使用してください。
EEPROMの特定な場所に書き込む必要があります。
同じファーム及び同属のファームを2個同時に接続しない限り必要ありません。
ここを参考にして下さい。
http://kuman2600.web.fc2.com/a05pic18spx.html
(最後の辺り。 シリアル番号 1234 を設定している例があります。)