Win8 時代の qcamft                  
                                        2013.6



 


   WindowsXPのサポート期限(2014.4)が迫ってきてました。 それを過ぎると、XPが安心して使えなくなるそうです。
   もうすでに WinXPの環境すらない人もいるかもしれません。
   QCAMFT利用者にとっては、厳しい 時代になってきました。

   qcamftは、vista以降のOSは画像取り込みのソフトが動作しなくなる為、使用できません。
   どうしても、XP以前のOSが必要になります。
  
   qcamft用にXPが動く中古パソコンを購入する手もあります。

   今回は、それ以外の手を紹介します。

   @ マルチブートで、1台のパソコンで、Win8、WinXP 等の複数のパソコンをインストールして使用する。
      私はMBMというマルチブートツールの愛用者で、Win8やWinXPの複数のOSを使用しています。
      今回は、詳しく紹介しません。  (ハイリスクです。 少し前2つのOS環境を同時に失いました。)

   A 仮想PCを使用する。 
      仮想PCとは、パソコンの中に仮想のパソコン環境をソフトで作り上げて、そこにOSをインストール
      して使用するものです。

      今回紹介するのは、この方法です。 VMware Player です。

      http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/player/overview  参考サイト

      https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/6_0  ダウンロード

      Verが メジャー、マイナーで色々あり、指定できます。      

       VMware Player は、 非営利利用目的の条件で、無料で使用できます。
   
       ダンロードは色々ありますが、「VMware Player for Windows 32-bit and 64-bit」 を選びます。


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   今回試した環境は、 Win8 のパソコン ( 3Ghzのデュアルコア、メモリ2GB )
   

   作業手順

    @ VMware Player をインストール
        Ver5 をインストールしました。
        (もう一台のパソコンでは、Ver4,Ver5は、CPU非対応のようで、インストールできません。
         Ver3が使用できました)

    A VMware Player 環境内でwindowsXPをインストール

       操作例はここを参考
 
       (決して実環境でインストールしないで下さい)
       インストールには、プロダクトキーが必要です。
       
      仮想PCの設定で、シリアルポートを有効に設定します。 操作例はここを参考

    B  後は、通常のXPと基本的に同じ。

        VB6ライブラリ インストール
        USBシリアルのドライバーインストール
        qcamftインストール
        VideoCap.OCXをインストール
        QCAMのソフトをインストール

        仮想PCの設定で、必要なデータを共有させる。 操作例はここを参考 (実マシンとやり取りする為に)
        共有データは、ネットワーク越しに見える。

    C  結果は

       動作しました。 測定はしてませんが。
       カメラ(qcam4000)からの画像が表示され、輝度グラフが現れました。
       モーターも動きます。

       気になった点 
       約十秒間隔で、輝度グラフが一瞬止まり、直後に動き出します。
       多分悪影響は、無いと思います。
  
       チャレンジャー募集します。
       測定できたら、掲示板にお願いします。


    注意

       @ USBポートに接続する場合の注意
          USBに接続したとき、ホストOS(Win8)に認識された場合、ゲストOS(WinXP)から使用できません。
          ゲストOSに認識させる場合は、ゲストOSを起動し、画面をアクティブにした状態でUSBコネクタを
          差し込めば、認識されるようです。
          もしホストOSに認識されてしまった場合は、「ハードウエアを安全に取り外してメディアを取り外す」 の操作を
          した後、ゲストOSの画面をアクティブ(タスクバーを明るくさせる)にして、USBコネクタを刺し直せば認識されるはずです。

          慣れない場合は、ゲストOSのデバイスマネージャーの画面を出した状態で、USBに接続してください。

          (実)COMポートは、接続したことがないので、わかりません。
    
   
      A 仮想PCで動作する環境内では、本体(実マシン)のセキュリティの手の届かないところです。
        ですから、仮想PC内のセキュリティは、別途考えなくてはなりません。
        ・特に、不必要なデータ共有は、避ける。
        ・仮想PCからネットには接続しない。 
        ・仮想PC起動時は、インサーネットケーブルを外す。
       などの注意をしたほうが良いかもしれません。  
      
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