パソコン側ソフトはこんな顔                           vega

下記の説明では完成したようになってますが、現在はモータードライブの部分は何もありません。
パソコンとH8マイコンとは接続していますがバーチャルの状態です。

赤線は赤道、黄線は黄道、青線は、子午線です。

黄色の折れ線は、べテルギュースからC46、C50を自動導入した望遠鏡の軌跡です。
これはマイコンがモーター駆動用パルス作成時にギアの位置をカウントし、ギアの位置から天球上の位置を座標変換で
求めた結果(赤経赤緯)をパソコンに送信したものです。極軸をずらしても、同様に自動導入でき追尾もします。

マウスでクリックした天体は、時角、高度、方位角、赤経、赤緯を表示します。導入モードの状態なら、即導入が始まります。

星の数が少く、あまり見栄えがしません。ズームインすると、さらにさびしく。FK5カタログの星も表示できます。FK5は星の
数は多いけど、星の名前がカタログにありません。
又上記の位置データは、1950年分点のデータのようです。FK5の2000年分点と位置が違います。星の固有運動、歳差
などが含まれているのかしれません。(星によりずれ方が異なる)
(FK5は、なぜかオリオンの3つ星が2つしか出なかったり、はくちょう座の左翼が出なかったりで変です。読みこみが変なの
かも知れませんが。)

M1の右の緑色のは土星で、その近くの青色の丸2つは架空の彗星です。
軌道要素(6要素)を与えれば、楕円軌道、方物線軌道の天体が表示できます。

右側は、極軸の位置を計算する為のものです。基準になる星は、任意に選べます。星と星の緯度経度の差は、H8より送信
(モーターを動かした時のパルスの数を数えるる)されます。
星の赤経赤緯の差と、実際に望遠鏡を動かした緯度経度から極軸位置を計算(探す)し、結果はH8マイコンに送信します。
極軸のずれ量はパソコンに表示されるので、極軸位置調整に使用できます。

基準星の選択の例です

極軸位置計算結果の例です

望遠鏡座標で表示した場合の例

一旦極軸位置を計算すれば、クランプをはずすことができます。導入したい天体の近くの星をマウスで選び
望遠鏡をその星に向けて(視野に入れる)クランプを締め、左下の「望遠鏡リセット」ボタンをクリックし、導入する天体をマウス
で選び「導入」ボタンをクリックすれば、導入が始まります。
導入する天体が近い(導入時間が我慢できる範囲)場合は、クランプを締めたままで、次々に導入できます。
クランプをはずす場合は、ロータリーエンコーダーが必須と思ってましたが、そうではありません。望遠鏡が向いている方向
が分ればそこから導入ができます。
ですから、全周ウォームギアは、必ずしも必要ではありません。
高速で動くパルスモーターは、高価でしかも速度的には十分満足できそうにないので、ここは割り切って大きくずらす場合
はクランプをはずし、モーターはそれなりのスピードで動くモーターを選択する方法をとりたいと思います。
タンジェントスクリューの場合は、アーム長を考慮して導入追尾します。

赤道儀の場合で極軸機軸望遠鏡が無い場合は、基準星を使用し極軸の位置を計算する必要があります。
経緯儀の場合は、観測地点の緯度経度を設定し、水準器(0.2
°程度の精度)て水平を合わせれば極軸を設定したこと
になるので簡単です。

導入モードは、目的の天体と現在の望遠鏡の位置の差をゼロにするように制御するため、パソコ
ン画面で星図を拡大表示すると目的の天体を中心に振動するのが分ります。(計算は、2秒毎だから)この量が問題か
どうかわかりません(高倍率は問題か)が、導入スピード等の制御量の調整は可能です。
追尾モードは、速度(パルスレート)のみの制御で振動は発生しません。導入モードで振動が問題になる場合は、導入後
に追尾モードに変更します。

ロータリ・エンコーダを付ければ、クランプを外した場合でも常に望遠鏡が向いている方向が把握でき操作が簡単になりますがどう実現するか、詳細はまだ検討していません(ソフトも未だ)。
また望遠鏡を手で動かして導入する機能はモーターが不要なので、検討項目の一つです。
高分解能のロータリ・エンコーダの自作(ローコスト)が可能なら取りつけたいと思います。
こんな感じで作る予定

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